東京の夜空は街の灯りで、星が見えないほど明るい。
満開の桜も、ネオンや街灯の光で勝手にライトアップされている。
都会人には、月明かりがどれほど明るいのか、知っている者は少ない。
まして、闇夜の本当の暗さもわからないだろう。
暗いと思っている夜でさえ、これほどの人工光を浴びているのにも気が付かないのだ。
言ってみれば、毎夜、知らぬ間に人光浴をしているのである。
知らぬ間の人光浴に、どれほどのエネルギーを消費しているのかも、知る由もないだろう。
星も見えない夜空なんてイヤだな。
夜桜も、月明かりで見るのが風情があって良いと思うのだが
暗い夜を望むというのは、はたして贅沢なことなのだろうか。
明るすぎる夜は、何かを狂わせてしまっているのかもしれない。
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