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2013年07月24日

東海村 原研施設前のホットスポット

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東海村の原研前を車で通りかかるたびに、線量計の数値が上がるのことは気になっていたのだが、これまではあまり時間もなかったので、そのままスルーしてきた。
でも、先の放射能漏れ事故などもあり、やっぱり通りかかるのならちょっとは探った方が良いと思い立って、今回は少し時間を作って原研前の国道を歩いてみた。
クルマの中から計った線量では、ちょうど原研の正面ゲート付近で数値が高くなっていたので、まずは正面ゲートの前で線量を計ってみると0.28μSv/h ほどで、クルマの中での線量とそれほど変わらなかった。



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しかし、ちょっと北寄りに移動してみると、ジリジリと数値が上がりはじめて




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さらに北方向に歩いていくと、正面ゲートより50メートルほど離れた地点ではさらに高くなって0.6μSv/hを超えた。




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そしてさらに歩いて原研の隣にある東大の原子力専攻施設の前まで行くと、線量計の数値は徐々に低くなってくる。




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そして次に正面ゲートの南側へ移動してみると、こちら側も数値が高くなる。
これはたぶん、正面ゲートの両端が高いということではなく、ゲート前は広く舗装されているので、放射性物質が雨風などで流されて、比較的に放射線量が低くなっているのであろう。その両端は植え込みや生け垣になっているので、その土壌に放射性物質が留まっていて、放射線量の数値が高めに出るのだと思う。




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そしてさらに歩いて南通用門付近まで来ると、線量計の数値は0.8μSv/hを超えて、この付近での最高数値となった。




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そして地表近くの数値を計ってみると2.0μSv/hを超え、やはり土壌が汚染されていることを表していた。
この数値であれば立派に?ホットスポットと言っていいだろうね。
そしてさらに歩いて南下してゆくと徐々に数値は下がるが、原研施設が途切れる辺りまではそれなりの数値を示していた。

このような状況の中で、このホットスポットをはじめとした、この周辺の放射能汚染の由来は、はたして福島の原発事故だけと言っていいのだろうか??
先の原研施設内での放射能漏れ事故のときにも、換気扇で屋外へ放射性物質を放出させたのは事実だし、その放射線量は周辺へ影響のないレベルだったとは言っても、その経緯はあまりにも危機管理の意識が乏しく、普段からその倫理観の低い意識で何気なく「お漏らし」してんじゃないのかと疑いたくなるのも事実だね。
まあ、事の真相はともかく、いずれにしても日本の原子力関連の総本山的この場所で、放射性物質が散らかしっぱなしという事実が問題なんだと思う。
たとえ福島由来の放射性物質だとしても、日本の原子力研究の最先端を担うこの施設の前なのに、このようなホットスポットも放置状態とは、東海村の原子力関連施設では、いったい何の研究をしているのだろうね。
いま、日本に必要な原子力研究の課題は、このような放射能汚染を適切に処理する技術じゃないのか。
いままで使う事ばかりを考えて後始末することを置き去りにしてきたツケが、今の日本に突き付けられているワケだし、いくら原子力の安全利用を最先端で研究したところで、いざ「お漏らし」をしてしまうと、そのケツを拭くことは誰にも不可能だって事を、この原研前のホットスポットが物語っているんだよ。
もしこの先、このホットスポットを適切に処理することができたのなら、東海村の原子力関連の研究も意義のあることだと思うし、fukushimaにも一筋の希望の光が見えることだろう。
しかしこのまま放置せざるを得ないのなら、日本の原子力関連政策は徹底的に見直す必要があると思う。
原研前の、この程度の放射能汚染も制する技術が無いのに、何で原発のような大規模な原子力利用が安全にできると言うんだろうか。

すでに安全神話はfukushimaで崩壊しているのに・・・。

だから、この原研前のホットスポットの処理経過を、これからの原子力関連事業における1つの安全性の指針にしたいと、オイラは思っているんだ。
除染などという暫定的な処置じゃなく、放射性物質の処理と無害化を実現できてこそ、これからの原子力関連事業の推進を可能とするし、なによりも今のfukushimaにいちばん必要な技術ではないか。
日本は原子力利用の最先端を行くのではなく、事後処理での世界最先端を目指さなければならないし、こんなホットスポットなど簡単に掃き清めてしまうような処理技術を、ぜひ確立してもらいたいと期待しているのだよ。
原発の再稼働などは、そのような技術を確立してからにするべきなんだ。
残念ながら人類は原子力を利用することはできても、排出される放射能を完全に制することは未だ出来ていないという現実を、原研前のホットスポットが表しているんだ。

posted by stma at 00:46| 東京 ☀| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月19日

東海村 原研前の国道での放射線量


オイラのクルマにはドライブレコーダーが備え付けてあり、走行中は常時録画作動させている。
このドライブレコーダーを利用して、走行中のフロントガラスに貼り付けた線量計の数値を読み取れるように工夫してみたのだが、当初のドライブレコーダーでは解像度が低くて録画した映像では、あまり鮮明に数値が読み取れなかった。
そこで新たにフルハイビジョンで録画できるドライブレコーダーに交換してみたのだが、これが以前と比べてかなり良く読み取れるようになった。
まあ、ドライブレコーダーなので通常のハイビジョンカメラよりも画質は落ちるけど、長時間に渡って録画できるため、東京から福島までの走行中の映像もノンストップで録画できるので、その道中における各地での放射線量の変化も記録することが可能なのだ。

そして先の連休に福島に行く機会があったので、その途上に茨城県の東海村にある日本原子力研究開発機構の施設前を通る国道245号線を走行したときの映像をサンプリングしてみた。
ここは以前から度々通行している国道なのだが、この原研前に差し掛かると必ず線量計の数値が上昇するので、気になる場所だった。。
もちろん、その原因は福島第一原発の事故によるものなのだろうが、日本の原子力関連の総本山であるこの場所での線量の上昇は、なんとも意味深であるし、なんといっても、つい先日にも放射能漏れを起こしたうえに、構内の線量を下げるために換気扇で屋外に放射性物質を放出させるという不祥事を起こした原研の前が特に、線量計の数値が上昇することが今回はっきりと判ったのだ。

それって、やっぱり、ここいら辺の施設から漏れた放射性物質の影響もあるんじゃないの?

いまならちょっとくらい漏れて周辺の放射線量が上昇しても、「それは福島由来です」と、言い訳ができちゃうしね。
まあ、コトの真相はともかく、疑わしきはこの目で探れというオイラの信条に従って、今回はその原研前を、ちょっとばかり歩いてきたのだが、その報告は次回の記事にするとして、今回はドライブレコーダーの映像でその数値の変化を観ていただきたいと思う。

上の映像は福島に向かうときで、原研前の国道を北上中である。右手のフェンスの中が原研施設で、施設の中程まで進んでくると数値が上がってくるのが読み取れ、さらに進んで施設の途切れる久慈大橋の手前まで来ると、数値が低くなってくる。
ただ、線量計は平均化しながら数値を示すので、走行中のクルマでは表示される数値にタイムラグが出るため、すでに通り過ぎた地点の数値が示されてしまう事を考慮しなければならない。

下の映像は福島からの帰路で、左手のフェンス内が原研施設となる。このときには渋滞などの影響で低速走行が多く時間を掛けて測定できたので線量計の数値も往路よりも高く、数値変化に伴う場所の特定もほぼ正確に記録できたと思う。
その結果、やはり原研の正面ゲート付近が特に線量が高いことが判ったワケだ。
車内での数値でもはっきりとした上昇傾向が確認できたので、車外ではさらに高い数値を示すだろうと思い、ちょいと探ってみたくなったのだ。


なお、線量計の数値が読み取りにくい場合は、できるだけ画質設定を高くしてご覧ください。
回線スピードが遅かったりブラウザによっては再生に支障が出る場合がありますので
悪しからずご了承ください。

posted by stma at 01:35| 東京 ☁| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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