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2013年09月12日

コントロールされている状況とは

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2013年 7月 撮影


オリンピック招致にあたって、時の首相が原発事故による汚染水問題で「状況はコントロールされている」とか「完全にブロックされている」という発言をし、東京への悪影響を否定して安全性をアピールした。
そのかいあってか、2020年のオリンピック開催地は東京に決まった。
それはそれで良いことだと思うが、首相の言うコントロールされている状況とは、いったいどいうことなんだろうか。
第一原発周辺では、いまだに強い放射線の影響を受けていて、復興どころか復旧もままならず、時間が止まったままの状況である。
このような現状にあって「コントロールされている」といった発言には、いささか違和感を覚えるのは否めない。
もちろん、その趣旨は理解出来ないわけではないが、新たな放射能漏れや汚染についてのコントロールが出来ているとしても、すでに汚染されている地域での対策は手探り状態だし、放射線による影響も、まだまだ先の見えない状況ではないのか。
そもそも、第一原発内での事故処理も綱渡り状態だし、汚染水漏れなどはその一端に過ぎないのではないのか。
そのような状況にあっても、コントロールされているというのは、あまりに現状を棚に上げてしまっている気がするね。
とにかく、オリンピックは良いとしても、福島の現状は何も変わっておらず、その推移を注視していかなければならないだろう。
そして政府には、世界へ公言した首相の発言を履行すべく、さらなる原発事故処理に責任を持ってあたってもらいたいものだと思う。

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福島第二原発も、一時は危機的な状況に落ちていた。
稼働が停止されている今も、その潜在的リスクは何ら変わらず、その周辺は第一原発由来による放射能汚染に晒されている。
原発は停止しているだけでは「安全」とは言い難いのである。
稼働時でも停止時でも、完全にコントロールされていなければ、原発は「安全」が保てないのだ。
第一原発の事故も、自動停止後のコントロール不能から事故が起きたということを忘れてはならない。
もし、コントロールができていないとしたら、それすなわち「危機的状況」ということなのだ。

posted by stma at 01:32| 東京 ☁| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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