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2014年09月27日

通行規制が解除された国道6号線



2014年9月15日、帰宅困難区域の通行が規制されていた国道6号線が規制解除され、一般車両が自由に通行できるようになり、分断されていた、いわき方面と南相馬方面の国道6号線が3年半ぶりに1本につながった。
原発事故以来、その高い放射線の影響によって通行(帰宅困難区域の出入り)が規制されていたわけだが、除染などの効果で以前より放射線量が低下したため、この区間の自由な通行が可能となったワケだ。
しかし自由といっても自動車での通行のみで、二輪車や歩行者の通行は相変わらず禁止されており、通行できるのは国道本線のみで、これは防犯上の理由でもあるのだが、やはり除染して放射線量が一時よりは低下したとはいえ、場所によってはいまだ高めの放射線量が計測されるため、生身のカラダでこの区域を通り抜けるのは好ましくないという理由もあるだろうね。

開通した当日、現地に出向いてこの区間を通行してみたのだが、確かに第一原発付近に差し掛かると、一段と線量計の数値が上がるのは確認できた。でもその範囲はものの数百メートル程度の区間で、走行中での測定ということも考えれば、もっと狭い範囲かもしれない。手持ちの線量計で10μSv/hを超えたのはこの周辺だけで、通常の制限速度内で走行しても、ほんの1分ほどで通り抜けてしまう距離だ。
この他の規制解除となった区間では、およそ0.4〜5μSv/h前後で、全般には思っていたほどの放射線量ではなく、規制ゲートの周辺でも以前より低い数値が表示されていた。
まあ、思っていたよりは低いというのはオイラノ個人的な感覚での話で、依然として安心できる放射線量ではないことも確かだろうね。
今回、規制解除された区間での放射線量の傾向を見るために二往復してみたが、数値の正確性はともかくとしても、走行中における車内での放射線量の変化の傾向は、ある程度把握できた。

今回この区間の通行規制が解除されたことについては賛否両論あるようだが、オイラ個人としては、速やかに通行すれば問題はないと思っている。もちろん「被ばく」はするでしょうけどね。
ただ、この区間を通行するだけでの被ばく量は微々たるもので、徐々にだが確実に減少しつつある放射線量を鑑みても、今の段階での規制解除が愚行だとは思えない。
もちろん、第一原発で何事かあった場合の危険性が在るのも確かだし、その他の懸念材料も在るわけで、そういった意味も含めてこの区間が安全であるとは、オイラには言えないけどね。
でも、この区間が通行可能となって国道6号線が繋がったことの意義は大いにあると思うよ。特に地元の方々の利便性はかなり改善されるだろうし、経済的な復興にも期待できるだろうと思う。
なんたって、いわき方面と南相馬方面のアクセスに大きく迂回させられていたときに比べれば、その苦労を知るオイラとしても、ありがたいとさえ思えるよ。
もちろん、まだ危険と考えるなら、今までどおり大きく迂回すればいいことで、6号線を利用するのは自己判断と自己責任の範疇で通行すればいいことだしね。
その自己判断のために、現状はしっかりと把握したいと思って、オイラは線量計で放射線量を確認しているんだ。それも現実だからね。

そして今回のオイラの判断としては、国道6号線はこれからも利用するということだ。あとは常磐道がはやく全開通してくれればイイけどね。そうすれば福島県内が動きやすくなるし、なにより復興に少しでも近づいたようで、うれしくもある。
もちろん、過度に楽観もしていないとだけ付け加えておくけどね。

掲載の動画は、上は富岡町から浪江町までの下り線。
下は、浪江町から富岡駅までの上り線を記録したもの。
走行中の計測なので、表示中の数値と計測ポイントは、位置的にずれています。
数値はあくまで目安と考えてください。

尚、線量計の数値が見難い場合は、解像度を上げて(720p以上推奨)画面を大きくして再生-してください。
ブラウザによっては正常に再生できない場合もあるようですが、悪しからずご了承ください。




posted by stma at 04:14| 東京 ☁| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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