写真及び文章の、無断転載、コピー禁止

2013年07月24日

東海村 原研施設前のホットスポット

P7150939.jpg

東海村の原研前を車で通りかかるたびに、線量計の数値が上がるのことは気になっていたのだが、これまではあまり時間もなかったので、そのままスルーしてきた。
でも、先の放射能漏れ事故などもあり、やっぱり通りかかるのならちょっとは探った方が良いと思い立って、今回は少し時間を作って原研前の国道を歩いてみた。
クルマの中から計った線量では、ちょうど原研の正面ゲート付近で数値が高くなっていたので、まずは正面ゲートの前で線量を計ってみると0.28μSv/h ほどで、クルマの中での線量とそれほど変わらなかった。



P7150936.jpg

しかし、ちょっと北寄りに移動してみると、ジリジリと数値が上がりはじめて




P7150928.jpg

さらに北方向に歩いていくと、正面ゲートより50メートルほど離れた地点ではさらに高くなって0.6μSv/hを超えた。




P7150909.jpg

そしてさらに歩いて原研の隣にある東大の原子力専攻施設の前まで行くと、線量計の数値は徐々に低くなってくる。




P1050165.jpg

そして次に正面ゲートの南側へ移動してみると、こちら側も数値が高くなる。
これはたぶん、正面ゲートの両端が高いということではなく、ゲート前は広く舗装されているので、放射性物質が雨風などで流されて、比較的に放射線量が低くなっているのであろう。その両端は植え込みや生け垣になっているので、その土壌に放射性物質が留まっていて、放射線量の数値が高めに出るのだと思う。




P7151008.jpg

そしてさらに歩いて南通用門付近まで来ると、線量計の数値は0.8μSv/hを超えて、この付近での最高数値となった。




P1050224.jpg

そして地表近くの数値を計ってみると2.0μSv/hを超え、やはり土壌が汚染されていることを表していた。
この数値であれば立派に?ホットスポットと言っていいだろうね。
そしてさらに歩いて南下してゆくと徐々に数値は下がるが、原研施設が途切れる辺りまではそれなりの数値を示していた。

このような状況の中で、このホットスポットをはじめとした、この周辺の放射能汚染の由来は、はたして福島の原発事故だけと言っていいのだろうか??
先の原研施設内での放射能漏れ事故のときにも、換気扇で屋外へ放射性物質を放出させたのは事実だし、その放射線量は周辺へ影響のないレベルだったとは言っても、その経緯はあまりにも危機管理の意識が乏しく、普段からその倫理観の低い意識で何気なく「お漏らし」してんじゃないのかと疑いたくなるのも事実だね。
まあ、事の真相はともかく、いずれにしても日本の原子力関連の総本山的この場所で、放射性物質が散らかしっぱなしという事実が問題なんだと思う。
たとえ福島由来の放射性物質だとしても、日本の原子力研究の最先端を担うこの施設の前なのに、このようなホットスポットも放置状態とは、東海村の原子力関連施設では、いったい何の研究をしているのだろうね。
いま、日本に必要な原子力研究の課題は、このような放射能汚染を適切に処理する技術じゃないのか。
いままで使う事ばかりを考えて後始末することを置き去りにしてきたツケが、今の日本に突き付けられているワケだし、いくら原子力の安全利用を最先端で研究したところで、いざ「お漏らし」をしてしまうと、そのケツを拭くことは誰にも不可能だって事を、この原研前のホットスポットが物語っているんだよ。
もしこの先、このホットスポットを適切に処理することができたのなら、東海村の原子力関連の研究も意義のあることだと思うし、fukushimaにも一筋の希望の光が見えることだろう。
しかしこのまま放置せざるを得ないのなら、日本の原子力関連政策は徹底的に見直す必要があると思う。
原研前の、この程度の放射能汚染も制する技術が無いのに、何で原発のような大規模な原子力利用が安全にできると言うんだろうか。

すでに安全神話はfukushimaで崩壊しているのに・・・。

だから、この原研前のホットスポットの処理経過を、これからの原子力関連事業における1つの安全性の指針にしたいと、オイラは思っているんだ。
除染などという暫定的な処置じゃなく、放射性物質の処理と無害化を実現できてこそ、これからの原子力関連事業の推進を可能とするし、なによりも今のfukushimaにいちばん必要な技術ではないか。
日本は原子力利用の最先端を行くのではなく、事後処理での世界最先端を目指さなければならないし、こんなホットスポットなど簡単に掃き清めてしまうような処理技術を、ぜひ確立してもらいたいと期待しているのだよ。
原発の再稼働などは、そのような技術を確立してからにするべきなんだ。
残念ながら人類は原子力を利用することはできても、排出される放射能を完全に制することは未だ出来ていないという現実を、原研前のホットスポットが表しているんだ。

posted by stma at 00:46| 東京 ☀| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月19日

東海村 原研前の国道での放射線量


オイラのクルマにはドライブレコーダーが備え付けてあり、走行中は常時録画作動させている。
このドライブレコーダーを利用して、走行中のフロントガラスに貼り付けた線量計の数値を読み取れるように工夫してみたのだが、当初のドライブレコーダーでは解像度が低くて録画した映像では、あまり鮮明に数値が読み取れなかった。
そこで新たにフルハイビジョンで録画できるドライブレコーダーに交換してみたのだが、これが以前と比べてかなり良く読み取れるようになった。
まあ、ドライブレコーダーなので通常のハイビジョンカメラよりも画質は落ちるけど、長時間に渡って録画できるため、東京から福島までの走行中の映像もノンストップで録画できるので、その道中における各地での放射線量の変化も記録することが可能なのだ。

そして先の連休に福島に行く機会があったので、その途上に茨城県の東海村にある日本原子力研究開発機構の施設前を通る国道245号線を走行したときの映像をサンプリングしてみた。
ここは以前から度々通行している国道なのだが、この原研前に差し掛かると必ず線量計の数値が上昇するので、気になる場所だった。。
もちろん、その原因は福島第一原発の事故によるものなのだろうが、日本の原子力関連の総本山であるこの場所での線量の上昇は、なんとも意味深であるし、なんといっても、つい先日にも放射能漏れを起こしたうえに、構内の線量を下げるために換気扇で屋外に放射性物質を放出させるという不祥事を起こした原研の前が特に、線量計の数値が上昇することが今回はっきりと判ったのだ。

それって、やっぱり、ここいら辺の施設から漏れた放射性物質の影響もあるんじゃないの?

いまならちょっとくらい漏れて周辺の放射線量が上昇しても、「それは福島由来です」と、言い訳ができちゃうしね。
まあ、コトの真相はともかく、疑わしきはこの目で探れというオイラの信条に従って、今回はその原研前を、ちょっとばかり歩いてきたのだが、その報告は次回の記事にするとして、今回はドライブレコーダーの映像でその数値の変化を観ていただきたいと思う。

上の映像は福島に向かうときで、原研前の国道を北上中である。右手のフェンスの中が原研施設で、施設の中程まで進んでくると数値が上がってくるのが読み取れ、さらに進んで施設の途切れる久慈大橋の手前まで来ると、数値が低くなってくる。
ただ、線量計は平均化しながら数値を示すので、走行中のクルマでは表示される数値にタイムラグが出るため、すでに通り過ぎた地点の数値が示されてしまう事を考慮しなければならない。

下の映像は福島からの帰路で、左手のフェンス内が原研施設となる。このときには渋滞などの影響で低速走行が多く時間を掛けて測定できたので線量計の数値も往路よりも高く、数値変化に伴う場所の特定もほぼ正確に記録できたと思う。
その結果、やはり原研の正面ゲート付近が特に線量が高いことが判ったワケだ。
車内での数値でもはっきりとした上昇傾向が確認できたので、車外ではさらに高い数値を示すだろうと思い、ちょいと探ってみたくなったのだ。


なお、線量計の数値が読み取りにくい場合は、できるだけ画質設定を高くしてご覧ください。
回線スピードが遅かったりブラウザによっては再生に支障が出る場合がありますので
悪しからずご了承ください。

posted by stma at 01:35| 東京 ☁| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月21日

クマ棚の森

P1050031.jpg

裏磐梯の秘密基地から10分ほど歩いた林道脇の木の上にクマ棚を発見。


P1050034.jpg

近づいてみると栗の木だった。


P1050042.jpg

木の下にはクマが食べたであろう栗の食痕があった。


P1050040.jpg

そして糞も。


P1050046.jpg

辺りを見渡してみると、周辺の木にもクマ棚がたくさん作られていた。


少し離れた木には樹皮が剥がされた跡があったが、これはクマの仕業ではなく、横方向から剥ぎ取った跡が残る歯型からすると、たぶんカモシカの食痕だろう。
P1050047.jpg

P1050051.jpg

そんな野生動物の息吹が感じられるこの森にも、原発からの風が確かに届いている。
P1050054.jpg

裏磐梯の風光明媚な地形は明治時代の磐梯山の大噴火によって形成されたことはよく知られているが、噴火による火砕流などで荒廃してしまった森林が、その後、人の手による地道な植林などによって、後世の自然環境が整えられたのは、あまり知られていないだろう。
人の手によって復活を遂げた自然環境もあれば、原発事故によって人の生活圏が限りなく原野化してゆく自然環境も存在する。
それが今の福島県の現状なのだが、裏磐梯の見事な自然環境が、昔の機材も乏しい時代に人の手によって復活したことを思えば、原発事故による環境破壊も、現代人の英知と技術、そして地道な努力によって、きっと乗り越えていけるとオイラは信じたい。
P1050056.jpg

崖の上にもクマ棚。

まあ、この周辺では放射線を気にするよりも、まずはクマに注意しなければならないだろうね。
作られた自然環境だろうが空から降ってきた放射性物質だろが、クマには知ったこっちゃないだろうから。
P1050058.jpg


posted by stma at 01:40| 東京 ☔| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月19日

裏磐梯では

P1050018.jpg

裏磐梯の秘密基地周辺の放射線量は、地上高約1メートルでは0.3μSv/h、地表近くでは0.5μSv/hと、去年と比べても相変わらずの数値を示す。
警戒区域周辺から比べれば、かなり低い数値にみえるのだが、この程度の線量でも十分留意すべき数値だろうと思う。
神経質になり過ぎて過剰に不安がるのも問題だが、馴れすぎて原発事故への関心そのものが風化してしまうのも問題だ。
この放射線量が平常時の数値に戻るにはあと何年必要なのだろう。
福島第一原発の廃炉が済み、放射線の影響が無くなったその跡地に立ち、線量計を捨て去る瞬間の写真を、オイラは命のある内に撮ることができるだろうか。
P1050021.jpg



posted by stma at 01:29| 東京 ☀| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月15日

立入制限

DSC_4580.jpg

2013年5月現在、国道6号線を北上して一般車両が立入できる警戒区域はこのゲートまで。
これから先は、立入許可を得た者のみが入れる帰宅困難区域となっている。
しかし、通行が可能なこのゲート手前でも、線量計の数値は6μSv/hを超えている。
P1040975.jpg

同じ場所でも、歩道が無く路肩に雑草が茂っている道路の反対側では7μSv/hを超えてくる。
しゃがみ込むと10μSv/hを超え、地面すれすれでは13μSv/hを超えてしまう。
やはり雨風で洗われるアスファルトやコンクリートの路上よりも、雨水の染み込む土壌の方が放射性物質が蓄積しやすく、汚染濃度が高くなってしまうのだろう。
P1040982.jpg

P1040985.jpg

P1040987.jpg

立入可能なこの場所でも、これだけの放射線量が計測できるワケで、目にも見えず、肌にも感じず、直ちに身体に影響しないといわれる放射線量といえども、このゲートで警戒にあたっている警備職員はもちろんだが、さらに放射線量の高い立入制限区域内で除染作業や復旧作業に従事している各方面の職員や従業員の方々の、目に見えない過酷さが忍ばれる。
そのような現地での取り組みを、気休めだの無駄だのという批判的な声を発する輩を、遠く離れた地域で見受けることもあるが、こうして現地入りして見て歩くたびに、そうした机上の空論というより卓上の妄想のような理屈をこねているヤツには、本気で明日の日本を憂う気持ちなど、ありはしないと思えてくる。
この現状を歪曲して、反体制の出汁やイデオロギーの肥やしにしてしまうのは、なんとも愚かしく思えるね。
だからオイラは官邸前に集うよりも、被災地の現状を目で見て肌で感じることの方を選ぶんだ。
それが唯一自分にとって確かな事だと思っているからだ。

posted by stma at 00:35| 東京 ☁| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

これから・・・

P1040997.jpg

富岡町は福島第二原発の北側に位置していて、第一原発の事故による放射能汚染の影響で警戒区域に指定され、いまでも住民のほとんどが避難生活を強いられているが、先の警戒区域の再編により一部区域は立入ができるようになった。
しかし町内の至るところが震災当時のまま時間が止まっているようで、一時帰宅はともかく、ここでの日常生活が戻ってくるには、これからも様々な困難を乗り越えなければならないのは、線量計の数値をみても明らかだ。
それでも国道の歩道橋には、この町の不屈の意思表示が掲げられている。富岡町の復興への本格的な戦いは、これからはじまるのだろう。
これまでのコトを非難するだけなら簡単なことだが、すべてはこれからが大事なことで、そんな被災地のこれからを、コツコツと見て歩いていこうと思う。
P1050006.jpg

すべてはこれからだ。

posted by stma at 23:43| 東京 ☁| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月06日

除染袋

DSC_4565.jpg

瓦礫処理が少しずつ進む一方で、代わりに増えていくのが除染作業に伴って収集される、放射性物質を含んだ廃棄物を詰め込んだ「除染袋」だ。
このような除染袋が除染作業の済んだ所々に積まれていて、その後、地域ごとに指定された仮置き場へ順次収集され運び込まれてくる。
仮置き場といっても空き地に野積みするだけということではなく、まず袋詰めで運び込まれた廃棄物を、併設された除染廃棄物減容施設で圧縮などの減容処理を施して、しっかりと再梱包する。
敷地は雨などによって廃棄物から流れ出た放射性物質を含んだ汚水が、周辺の土壌を汚染してしまうのを防止するため、整地した地面下に遮水シートなどで防水処置を施して排水を管理するように対策されている。さらに除染廃棄物を詰めた袋は仮置き場の中央部へ並べ、その外周と上部に汚染物質を含んでいない土を詰めた袋を、除染袋を囲い込むように重ねて並べて、除染廃棄物から出る放射線の影響を減少させるように対策しているようだ。
そのためだろうか、仮置き場を見下ろす土手の上の国道で計測した放射線量よりも、敷地のすぐ脇に下りて計測した放射線量の方が低い数値を示していた。
DSC_5859.jpg

P1040966.jpg

現在このように積み上げられていく除染袋も、やがて敷地が満杯になれば遮水シートなどで覆い隠され、さらには放射線を封じ込めるために土が掛けられて、土中に埋められてしまうのかもしれない。
行政サイドでは、仮置き場としての措置は概ね3年を目途にしているようだが、最終的な処分方法などが決まらなければ、次はいつここから搬出されるか不明だ。
だから、このような光景が見られるのも今のうちだけなのかもしれない。
震災以降、継続的に現地に出向いているのは、こうした『今』を見ておきたいからだ。
地震、津波、原発事故、被災、避難、瓦礫、除染・・・現地では報道などでは伝わってこない『今』がたくさん存在する。
そして『今』はすぐに『過去』になってしまう。
このような仮置き場も、覆い隠されて人目に付かなくなってしまうと、すぐに世間からは忘れ去られる『過去』になってしまうだろう。
だからこそ、過去を忘れ去らないように、今をしっかりと見ておく必要があるんだ。
今を見ておかなければ、過去を語ることもできないしね。
そして過ぎ去った『今』の印象を過去の記憶から呼び起こすための写真を撮り続けていくんだ。
だから『今』の印象を、いかに写真に残していけるのかが、プロであろうとアマチュアであろうと関係なく、写真家としての力量が問われるところなのだと思うね。

写真は過去を残すのではなく、今を残すことが大切なのだ。
DSC_4567.jpg


posted by stma at 00:31| 東京 ☀| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月02日

福島の瓦礫

DSC_5816.jpg
2013年5月撮影

福島の瓦礫処理は、なかなか進まないと聞いている。
他県の被災地と違って、福島の瓦礫は原発事故に伴う放射性物質の影響で広域処理はされず、現地の処理施設だけで管理されながら処理されるので時間が掛かるからだ。
それでもこの場所の瓦礫置き場では、去年の写真と比べてみれば、その量はかなり少なくなっているように見える。
DSC_37021.jpg
2012年5月撮影

昨年ここで放射線量を測定したとき、他の地域よりも高い数値を示していた。瓦礫そのものに近づいて計測してみるとさらに高い数値を示していた。
見た目に瓦礫が少なくなった今年はどうであろうかと計ってみたところ、周辺部では昨年とあまり変わらない数値を示した。そしてさらに瓦礫置き場に近づいてみると、これもやはり昨年と変わらず高めの数値が計測される。
DSC_5836.jpg

DSC_5840.jpg

原発事故直後に放出された放射性物質は、津波被害を受けた福島の沿岸部の瓦礫にも広く降り注いだ。
被災地を覆い尽くしていた瓦礫は復旧のため一旦仮置き場に集められたが、降り注いで付着した放射性物質も一緒に集められてしまったため、その放射線量も高くなってしまったというワケだ。
そのことが福島をはじめ、各地の瓦礫処理に対する懸案事項となって、その処理方法などが物議を醸したということだ。
しかし、その瓦礫が少なくなったにも拘わらず放射線量が以前と比べてあまり変わらないのは、長期間にわたり露天に晒されたため、雨などによって瓦礫に付着していた放射性物資が洗い流されて、その下の土壌へ染み込んでしまったためであろう。
このことは放射性物質の対処処理が一筋縄ではいかないことを示しているようだ。
瓦礫は徐々に処理されていくが、放射性物質が処理されるワケではない。
地域の除染作業が進んでも、放射性物質が処理されるワケではない。
しかし、手をこまねいているわけにもいかないだろうし、これといった手だてのない現在では、様々な試行錯誤が現地では必要なのであろう。
現状も把握せず的外れな論理で批判めいた言動を繰り返す輩も見受けるが、現地に出向て現状を見て歩くたびに、そういった言い分が虚しく滑稽に思えてくるオイラである。

posted by stma at 05:17| 東京 ☁| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月31日

福島第二原発周辺

P1040972.jpg

福島県のいわき市から国道6号線をしばらく北上していくと、福島第二原発が在る。
ここは第一原発の20キロ圏内に在るため、以前は立入も制限されていたのだが、いまは警戒区域の見直しなどで制限が解除されているので通行が可能だ。
しかし今でも、その周辺に差しかかると、放射線量が車内でも1μSv/hを超えてしまう。
もちろん、この放射線は第一原発由来のもので、第二原発からは放射性物質は漏洩していないはずである。
震災当時には第一原発同様、ここ第二原発も津波被害を受けて、一時は危機的状況に堕ちていたのだが、不幸中の幸いにして第一原発のようなメルトダウン事故には至らず、紙一重のところで電源確保が可能となって冷却が復活できたようだ。
当然だが、いま第二原発も稼働はしておらず冷温停止状態ではあるのだが、今でもたまにある大きな余震のことを考えれば、今後も危機的状況に陥るような危険をはらんでいるのは間違いない。
しかしその危機を回避すべく、現場では多くの努力が払われていることも、現地を出入りする車両などから推察することができる。
こうして現場に立ってみると、報道や世論では見えてこない現実も感じ取ることができる。
何ができるワケでもないのだが、この未曾有の状況を現地で感じ取ることが、今のオイラには必要なことと思えるのだ。
だから何度でも現地に足を運んで、継続的に推移を見守っていきたいのだよ。
そうすれば、何かが見えてくるかもしれないしね。
P1040968.jpg

この場所で車外に出てみたら2μSv/h近くまで数値が上がった。
この線量計が示す数値がいったい何を意味するのか、そのうち答えが見えてくるだろうね。

posted by stma at 00:21| 東京 🌁| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月22日

線量計

P1050062.jpg

クルマで福島方面へ出向くときには、運転しながらでも線量の変化を読み取れるように線量計を取り付けている。
東京から福島に向かう途上でも、場所によってはそれなりに線量が高いところもあるし、福島県内の警戒区域周辺では走行中に目まぐるしく数値が変化し、その数値もまさに警戒を必要とする高い数値を示すためだ。
立入が許されている地域でも、場所によっては強烈な数値を示すホットスポットが点在していて、線量計の携行は現地で行動する上での必須事項というワケなのだ。

線量計は主にRADEX RD1706を使用している。この機種は電池の持ちがよく、10日間くらい連続で使用していてもバッテリー切れせず、約26秒間隔で平均化した数値を更新して表示するので、クルマで走行中でも数値変化が読み取りやすく、最大で999.0μSv/hまで測定表示できる。
安価な線量計の中には計測時間が長かったり、連続的な測定もできず、10μSv/h程度までしか測定できない機種もあるが、残念ながらそのような機種では、現在のfukushimaでは役に立たない。
立入可能な地域でも、線量が10μSv/hを超えてしまう場所がそこかしこに存在するからだ。

P1050064.jpg

この線量計を運転中でも見やすいように、フロントガラスに手製のホルダーを吸盤で貼り付け、本体はマジックテープで固定して、車外に持ち出す場合は簡単に脱着できるように工夫している。
なんとも大袈裟なように見えるかもしれないが、現地に何度も出向いて行くには必要な装備なのだ。
これは現地の放射線量の現状を知れば、当然のことなのだよ。

悲し現実なのだけどね。


posted by stma at 00:59| 東京 ☀| Comment(0) | 震災 原発 放射線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。